小人鎧ワカタカのアーカイブ

日本のミッドセンチュリー以降

2005 年 5 月 11 日 05:09

山田洋次監督の『家族』のDVDが先月末ようやく発売された。『家族』は1970年・・昭和45年に公開された長崎は伊王島から北海道の開拓村まで日本列島縦断ロードムービーなのですが、出演者が寅さん系にも関わらず。それとは一線を画す独特の描写が秀逸でありました。

高度成長期の日本から取り残されたかのような家族・・・唐突なる死・・・・工業地帯の煙突、黒煙・・古き良き昭和。もぅ、時代背景が凄いなぁ・・・。大阪万博や東京の描写は兎も角・・当時の函館とか凄過ぎだろ・・コレ・・(それらに対しchiは「日本じゃないみたぁ〜いw」などと、いつものとおりストレートな発言・・天然杉日記参照・只今ナチュラルに暴走中

ボクの場合、作品創りのための昭和30〜40年代辺りの資料収集が一つのライフタイムワークでもありますが・・っといいますのも、今後製作予定の『十人桃太郎』『此処より永久に(キミとボク2)』『小人鎧ワカタカ』は全て、それらの要素が不可欠であり・・(不可欠といっても回顧趣味がテーマではなくディテール描写として必須)・・特に、十桃やワカタカは約十年前には既に物語のあらすじが出来上がっていたワケで・・その当時から昭和中期の資料をコツコツと収集しており・・・最近では当たり前になりつつある昭和回顧趣味みたいなもの・・日本のミッドセンチュリー・・書籍や映像、グッズ(食玩から関連イベントグッズまで)等々・・玉石混淆、探せばいくらでも手に入る状況ですが・・資料集めを開始した当時〜数年前までは、それらの資料が少なく・・(あったとしても高額だったり、資料的価値が低かったり・・)そういった意味でも、当時を描写した映画ってのは大切な資料の一つで・・。

いずれにせよ、製作にあたり、資料が必要だとすれば・・十や百の資料から咀嚼するよりも、千、万単位の中から咀嚼する方が表現としても知識としても広がりがあるわけで・・例え、それらの要素を作中で一度しか使用しないとしても、やはり、そのバックグラウンドがあるのとないのでは作品自体の完成度や厚みが変わってくるワケで・・かといってあまり凝り過ぎると、作品自体がいつまで経っても完成しないという(中略)・・と、いうワケで、昭和中期を画す資料収集自体がライフタイムワークというか・・自己満足なのかも知らん♪・・・・などと思いつつ日々収集・・。ちなみに、ワタクシの場合・・アメリカのミッドセンチュリー関連資料はそれを遙かに凌駕する物量で収集しておりますが・・それに関する作品の話はいずれまた・・。

それにしても、やっぱり爺さん役の笠智衆さんはいいなぁ〜〜・・若い頃は、ボクが大ファンの小津作品にも怒濤の如く出演してるし・・後年『日本のお爺さん』と呼ばれていたのも納得。っというワケで次回は『家族』と同列作品『故郷』を観よう。(山田洋次監督は近年も『たそがれ』→『鬼の爪』と同列作品を・・)(余談・小津映画DVD-BOX全集は全てゲト済み・威張)

DVD 家族
DVD 故郷
小津安二郎 DVD-BOX

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