新耳袋:第十夜
2005 年 6 月 20 日 10:58

『山の牧場』など数々の名話を生んだ人気怪談本『新耳袋』が第十夜・・つまり、十巻目を迎え刊行終了した。ナンバリングのない第一夜の初版本が扶桑社からひっそりと発売されたのが1990年のことであるから、実に足かけ15年掛かったことになる(扶桑社版は画像参照)。その後、一旦絶版となったが・・ブランクを経て1998年にメディアファクトリーから再販され第二夜以降へと続き、今回、刊行終了と相成った。

『新耳袋』はTV化や映画化、マンガ化までされており、オカルト好きな皆様には説明不要の有名シリーズですが、他の怪談本とひと味違うのは・・やはり、妖怪やモノノケ話などを好んで取り扱った点にあると思う・・いわば、柳田國男の名著『遠野物語』の現代版とでもいうべきか・・・そこに摩訶不思議な『山の牧場』なる名話が入り、人気がピークに達したのではないかと・・(山の牧場は第四夜に収録)。他にも『件(くだん)』(人+牛と書いて件と読む)等、不思議な話が多数・・こちらは、小松左京の『くだんのはは』でも有名。

手法としては百物語をモチーフにしているため、各巻100話・・・ではなく、一応99話収録となっている。これは、一夜にして百の怪談を読んじまった場合、何らかの怪奇現象に襲われる可能性がなきにしもあらずという配慮からで・・まぁ、そこら辺は・・・なんとも言えませんが(笑)・・ちなみに、扶桑社 新耳袋はきっちり100話入っており・・15年前の発売当時、ボクもなんかあると怖いので・・一晩で100話読み切るのは控えておりました・・数人の友人も一様に一夜100話読了はマジで控えていた・・皆さん、オカルト好きなわりには信心深いというか、単純というか、単なる恐がりというか・・・(←自分も含め)個人的には第一夜の『隣の女』や『峠のホットドッグ屋』等が印象深いかな・・『件』の話もこの巻に収録されてます。

更に、7月末には、平山夢明さんの人気シリーズ新刊『「超」怖い話Z』も発売される予定だし、今年もオカルトマニアにはたまらない夏になりそー。

●関連リンク:2chオカ板・死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?
>ここの『投票所』ではネットでは有名なオカルト話が人気順に並んでます。『猿夢』や『くねくね』などはオススメ。『たまげた相談』や『地獄のバス』は個人的に却下w

それでもまだ怖い話や不思議話が読み足りないという良い子は『にんげん』や『本当に危ないところを見つけてしまった』等でググってみるのも一興かと・・

  • http://record-radio.net/MT/archives/2005/06/post_81.php

ホーム > ブログトップ > なんでも博物学 > 新耳袋:第十夜

SEARCH
フィード